■■ 大願成就の旅 ■■



はじめに。
この旅記には写真、載せません。しかも個人的な話ばかり。おまけに長い。
覚悟してね。では。

独りで飛行機に乗るなんて。初めて〜。

7/28

朝5時半、入間市出発。ギリギリで電車に乗り込む。
なんとか無事にスタート。ホッとしたせいか池袋までウトウト…。

入間〜池袋〜日暮里まで順調。山の手線内でスーツケース所持者を発見し、同士気分を味わう。
「あなたはどちらまで?私はウィーン。」
なんてオトナな会話を妄想しつつも何もなし。
ともあれ京成スカイライナーで成田へ。

8時成田着。
しかし。チェックインしようとしたらなんと搭乗予定のKLMの飛行機が飛ばない、との情報が。
理由説明もなくひたすら待たされる。
最初は「ちょっとしたハプニング?ま、旅にはハプニングはつきもの!」なんてむしろワクワクしていたものの、
いつになっても一向に説明なし。さすがにイライラし始める。

なにしろHISの対応の悪さに立腹。
ドタバタの末にJAL407便フランクフルト行に振替えられる。
KLMの投げやりな対応にJALも少々困惑。
大騒ぎの末、13:00頃ようやく搭乗。早起きが台無し。とほほ。

機内にて。隣はドイツ人。多分学生さん。反対隣は日本人。おじさん。
成田離陸後、少したってから隣のドイツ人に「Hey Mt.Fuji! You look that?」なんて感じで声かけられる。
大げさに驚きながらヘラヘラしてその場をしのぐ。

あー飽きた。エコノミーは辛いよ。うんって足伸ばしたい。伸ばしたい。
隣の日本人おじさんは直ぐ寝ちゃって、
トイレに立つとき起こさないようにそっと跨ごうとするんだけど、
やっぱり狭いってのと若干足が短いってので(ほっとけ)どうしても起こしちゃう。
だからなるべく我慢して一気に大放出しようとするんだが我慢の限界、ごめんなさい。
あと5時間でフランクフルト。長い。長い。何時にウィーンに着くのかな。

ドイツ時間午後7時にフランクフルト空港着。
たまたま一緒にウィーンに行く人がかなりの旅達人であり、全部おまかせ。
そして無事にOS126便ウィーン行のチケットをゲット。
これでとりあえずウィーンには行けそうだ。よかったよぅ。
今回のドタバタの原因はどうやらKLMのストの影響らしい。
ヨーロッパの航空会社はよくストがあるらしい。
だから安心なのは日本の航空会社ですよねーってJALのスッチーに言われた。
妙に納得。ついでにマイレージの申し込みまでしたのは乗せられ過ぎ。

空港内でしばらくブラブラ。
内装がステンレス仕様になっているのはヨーロッパの空港の特徴か?
確かイタリアに行ったときも同じような内装だった気がしたし。
素材はステンでシャープに。形状は丸みを持たせソフトに。
そんな感じ。

やっとウィーンに到着!時計は夜10時。
しかし呆気ない入国。審査も何もない。
飛行機下りて、
スーツケースとって、
ドア開けたら、
はいどうぞって感じ。
あれ?ハンコは??ポンッて押してよー。
友人にも直ぐ会えた。
音楽の都ウィーンで今春より学ぶピアニスト、アナン。
結構待っていてくれたらしい。ヨロシクお願いします。

20ユーロを崩し、バスチケットを買って『ウィーン南駅』へ。
南駅はガラーンとしていた。
時間が遅いせいもあるけど、これが中心駅なの?ってくらい人がいない。
でも駅に限らず街中にも人が少ない。
南駅からバスでアナン邸近くまで。
石畳の道にキャスターの音が響き渡る。ゴロゴロゴロ。
アナン邸はなかなか素敵。中庭に一度入ってから建物へ。いい感じ。
でも噂どおり暑かった。

荷物を置き、直ぐ近くにある『マヨルカハウス』『メダイヨン館』を見学。
ファサードの装飾に見惚れた。いきなり会えたよ。うひょ〜。
ちなみに、ドイツ語全然読めない。想像すら出来ないよ。こりゃシンドイわー。

7/29

朝10時に出発。
快晴!!日差しは日本と変わらない。
でも湿度が低いのね。ジメジメ、むしむししてないので木陰は涼しい。
アナン宅近くで毎日開催されている朝市『ナッシュ・マルクト』をカールス・プラッツ方面へ。
ナッシュ・マルクトでは民族雑貨から日常品、食料品までなんでも売っているが、
フルーツが美味しそう!滞在期間中に絶対食べよう。
ちなみにケバブを売っているのはトルコ人だそう。
アナンは以前、ケバブを食って下したらしいのでもう食べないんだとさ。
そんな話をされちゃ、オレも食べらません。

ナッシュ・マルクトを抜けると黄金キャベツ『セセッション』発見。
ちょうど休館日であったため中には入らなかったが、クリムト作の壁画があるらしい。
そのまま『カール教会』があるカールス・プラッツへ。
教会に行く前に駅(カールス・プラッツ駅)で72時間乗り物乗り放題券を購入。
カール教会は荘厳。でかい。ゴシック万歳。
これも中には入らず。
カールス・プラッツにある小さな公園はウッドチップを敷きつめられていた。
子供が転んでも怪我しないようにとの配慮。感心。あと犬の出入りも基本的に禁止。

その後『オットー・ワーグナー・パヴィリオン』のカフェでランチ。見事にコーヒーをこぼす。とほほ。パートツー。
ウィンナーコーヒーってウィーンのコーヒーって言う意味なんだよ。
知ってた?知ってたかぁ…。

ランチ後、『ケルントナー通り』を『シュテファン寺院』方向へ。
ケルントナー通りの入り口には『オペラ座』。このときはシーズンオフでオペラはお休み中。
やってても観ないくせにちょっと残念がってみた。
途中、人&犬の水のみ場を発見。こんなの日本の公園にもいいんじゃない?

ケルントナー通りを真っ直ぐ行かず、『アンナ・ガッセ(小路)』に入る。
ここにはバロック様式の建物が立ち並んでいる。
カワイイっすね。これ、頂きっすね。

アンナ・ガッセ〜ヨハネス・ガッセと歩き、ケルントナーを横切って今度は『ノイアー・マルクト広場』へ。
この広場にある泉が『ドンナーの泉』。
ブロンズ像が官能的過ぎて一時期ぶっ壊されそうになったらしい。
とりあえず触ってきた。乳を。

ケルントナー通りに戻ってついにシュテファン寺院に。
と、その前にガラス張りの近代的な建物『ハース・ハウス』に目が行く。
やや場違いなんて揶揄されているけどオレはスキ。
ハース・ハウスのガラスに映るはシュテファン寺院。
でっけぇ〜。
でか過ぎて写真に収まらない。
当初ロマネスク様式で建設されたのだが、火事で焼失してからゴシック様式で建設されたとのこと。
荘厳な造りとは対照的な屋根。カラフルなタイルが張ってあった。写真とかだとあまり目立たないけど。
シュテファン寺院の周りを一回りしてから内部へ。
中は予想外に明るく、また人も沢山いたのでそんなに荘厳な雰囲気ではなかった。

外へ出て、南塔に挑戦。
チケット売りの姉ちゃんが余りに無愛想。愛想よくしよーぜ。
螺旋階段を延々と登る。
途中オデブなおばさん達がブーブー鳴いていたが、オデブじゃなくてもキツい。
そして登りきったあとの監視所に愕然。もっと展望台みたいになってるかと思ったのに。
飲食禁止の看板に逆らい水を飲みつつ下塔。

塔を降りて『グラーベン』を歩く。
『ペスト記念柱』は気持ち悪い。不気味。
『ペーター教会』はサン・ピエトロのパクリらしいが、似てるかなぁ。
なんだか分からないけど、背景の雲が綺麗だったのでパチリ。

カフェで一休みした後、王宮方面へ。
王宮の対面には眉なし家こと『ロース・ハウス』が。
すごくシンプルで気持ちの良い建物。装飾過度な時代にこれを造ったんだからすごいよね。
設計者はアドルフ・ロースさん。
『ミヒャエル教会』も白壁で素敵だった。ただ、またもやでか過ぎて写真に収まりません。

日本円両替のためケルントナー通りに戻る。
レートが悪いのは仕方なし。
両替は日本でしておくのが賢明ですね。
通りでアイス買ってペロペロしながら再び王宮に。
アイスのコーンを道端に捨てたら、ウィーンの街をこよなく愛するアナンの逆鱗に触れた。怖かった。

楽しみの一つ国立図書館が16時で閉まってしまい入場できず。ガックシ。
適当に歩いているとドアが開いている所が。
ソロソロ入っていき階段上ってズンズン進むと、なんだかすごい所に。
赤絨毯の上を音たてないように進み激写。
「ここはどこだ?見つかったらタイーホだぞ、きっと。」
なんて話してたら監視人らしき人を目撃。見つからないよう猛ダッシュで外へ。
外へ出て調べてみると『王宮礼拝堂』とかその辺だったらしい。
よく分からんが我等以外は誰も一般人は居なかった。

『新王宮』での武器博物館と古楽器博物館に潜入。
2ユーロふんだくり。
よろいがずら〜り並んでたり、へなちょこ楽器が置いてあったり。
ガヤガヤ騒いでるうちに「閉館だから出なさい」と言われ、連行されて外へ。

外へ出ると『英雄広場』で人だかりが。
薔薇を円状に並べてブツブツ言いながら歩いてる。
宗教儀式か?なんて思いながら近くに。
近くに寄っても意味分からずポカンとしてると近くで韓国人(男)がドイツ人(女)に質問。
「なに?これ。宗教?」
「いいえ。サークルみたいなものらしいわ。よく分からないけど。」
な〜んだ誰もわかんないのね。なんて思っているうちにこの二人(韓国男とドイツ女)話が脱線して良い雰囲気に。
薔薇サークルをバックに熱いトーク(いつ帰っちゃうの?とか。)が展開され我々興奮気味。
目はサークルを追いつつも、意識は二人の会話に集中。

結局ドイツ女がかなり積極的で今度ご飯を食べに行く約束を取り付ける。
しっかり電話番号交換も。
いや〜、熱いですな。なんてオヤジ会話をしてるうちにいつの間にか儀式終了。
妙な寂しさを覚え『ブルク門』から王宮の外へ。

リングと呼ばれる環状道路は歩車分離。
自転車専用道路もある。
路面電車(シュトラッセンバーン)でリング一周。
車内から『国会議事堂』『市庁舎』『ウィーン大学』『ヴォティーフ教会』『シュリック広場』『ルプレヒト教会』『郵便貯金局』『合同庁舎』『市立公園』等をボンヤリ眺める。この頃かなりお疲れ。

一周した後ショッテントーア駅で下車し『ウィーン大学』へ。
改装中だったがまたも開いているドアがあり勝手に潜入。
階段の吹き抜けを利用したエレベータを使ったり、休憩室で居眠りしたり。

その後おなかが空いたので市庁舎前でやっている『フィルムフェスタ』に。
このフェス、"音楽に関するフィルムを審査する"ってのが主旨らしいのだが、
8割以上の人間が誰もフィルムを見ていない。つかすんごい人、人、人。
各国の屋台が出ていて胃袋を刺激。
とりあえず食うかーって感じで。
パエリア、カレー、バーベキュー、ビール、サングリア…。
夜闇に浮かぶはライトアップされた市庁舎。
お酒もまわりかなり心地よし。結局11時くらいまで居たのかな。

コーヒー飲みてっと思いケルントナーのスタバに。
しかし閉店。
ライトアップされたシュテファンを拝んだ後、地下鉄で帰宅。
シャワー浴びて即寝。おやすみぃ〜。

7/30

今日も強烈な日差し。昨日のハードスケジュールがたたり寝坊。
まずはハンブルク通りの建築を観に。
『リュディガー・ホーフ』はホント綺麗だった。
ファサードもカワイイし、壁もうねうねしてて。ここ住みたいなー。
直後にアナンの腕にハト糞が直撃したが大事に至らず。
歩いてマヨルカ・ハウス&メダイヨン館まで。
これも綺麗だなぁ。普通に人が暮らしているのがまたすごい。

地下鉄でカールスプラッツまで行き、『工科大学』のメンザ(学食)でランチ。
学食は美味くないという定説を覆すようなランチ。いや、それは言い過ぎ。でも不味くはなかった。
食堂はクーラー効いていたし。
ウィーン料理のシュニッツェル(カツレツ)を食べた。

ランチ後、市電Dでベルヴェデーレ宮殿へ。
ひーろーいー。
『オーストリア・ギャラリー』でクリムト達に出会う。
あー見たことある、美術の教科書でって作品がチラホラ。
クリムトの作品は豪華な感じがするね。
でも『Old Man on his Deathbed』は非常に丁寧に写生されていた。リアル。
他の人の作品は自然を描いているもの中心に観た。やっぱり宗教画よりもそっちの方が好き。

絵画鑑賞を堪能した後、ホントだったらチャリンコ(2ユーロで一日乗り放題!)に乗りたかったが、ギャラリー出た後には一台も残ってなかった。残念〜。
再度市電Dに乗りショッテントーアにて下車。
銀行が15:30までなのでまた両替できず。

ショッテン教会脇のカフェで一服。
つか、みんなタバコをスパスパ、スパスパ吸い過ぎ。くれっ。

カフェで我がヴァイブル『個人旅行』をパラパラ捲っていたら
「主要な郵便局なら両替出来る」という記事発見。
ラリルレラッキーという事で『中央郵便局』に向かう。

『中央郵便局』は遅くまでやっているということなので寄り道しまくり。
どの道を通ったかも分からないけど
『クレント小路』『旧ボヘミア官房』『ユーデン広場』などに行き着きた。
更に『牛とオオカミと人間』の壁画にも偶然出会い、
その後『バシリスケンハウス』『ハイリゲンクロイツァーホーフ』にも巡りあった。
ここまでは良かったのです。

中央郵便局に着いたものの両替が出来ないと言われる。
オレの英語が通じないのかなと思い、アナンにも助けてもらったが、そもそも郵便局では今の時期、両替が出来ないらしい。
アナンなんか「ここに書いてあるんですけどっ!」って『個人旅行』(もちろん日本語表記)をカウンターに座るオーストリア人男性に見せ付け説得してくれてた。
ありがとう。でも日本語だから…。
ぼっこり凹みつつもアナンに励まされ、明日への希望を見出す。

中央郵便局を出ると雨。オレの心模様を映し出すように…。
雨宿りをしつつシュテファンを目指す。
途中、『アンカー時計』のからくりを解明(アナン)しつつシュテファンに。
ゴハン屋さんを探し王宮前のcafeで食事。ここでは伝統料理『グラーシュ』を食べた。んまい。

お食事後、歩いて帰宅。
『ミュージアム・クウォーター』を突っ切りグルグル歩いて、もう少し歩いて、更に歩いて…。
迷いながらもお家に到着。おやすみなさい。

7/31

この日はオレ史上もっとも歴史的な日。
朝7:00起床。つか寝てられません。今日はグラーツです。グラーツ。グラーツ。
今回の旅の一番の目的はアナンの無事を確認し各方面に報告することだけど、
二番目の目的はグラーツに行き時計台に会うこと。
1年越しの恋。こんなに早く実るなんて…。(涙)

朝8:00出発。ウィーン南駅へ。
駅構内にある両替所で両替。なんだよ、すごいレートがいいじゃんか!こりゃ幸先いいぞ。ウキキキキ。
グラーツ行きの電車は8:58発。どうやらヴェネツィア行きの電車を途中下車するみたい。
チケットも買って時間に余裕があったのでお菓子と朝食を買い込み、いざ車内へ。
電車は6人くらい入れる個室が複数あって1等と2等に分かれている。
あんまし差がある感じしないけど1等は少し大きいらしい。
2等席に座っていると後から2人、個室に入ってきた。
2人ともナイスガイ。ハナタカイデスネー。
電車定刻発車。
最初はしゃぐも直ぐに郊外に出て田園風景が広がったのでおねむに。こんなの京葉線で見飽きてるっつーの。早く着けっつーの。

なんか嫌な予感がし始めたのは電車に乗って90分位経ってから。
ウィーン南駅から約90分なんて書いてあったのに一向にグラーツに着く気配がない。
おい、またオレを騙すのか『個人旅行』。
だんだん不安になってきて同乗してたナイスガイズに尋ねる。
(我等)「ワレワレハグラーツニイキタイ。イケルカ?」
(ガイ1)「オレ、イタリアジン。グラーツシラナイ。」
(ガイ2)「オレモシラナイ。」
(ガイ1)「タブン、ヴェネツィア。」
(我等)「ノー。グラーツ。」
(ガイ1)「オレ、ヴェネツィア。」
みたいな会話を重ねるうちに、どうやらグラーツに行くには途中の駅で乗り換えなきゃいけなかったことが判明。
(ガイ1)「コノママダト、ヴェネツィア。」
なんて言われ、慌てて次に止まった駅で降りることに。


『Treibach-Althofen』という駅で下車。
何もない駅。とりあえずグラーツに辿り着けるにはどうしたら良いか、道行く人や駅員に尋ねる。
(全部アナン。このコ居なきゃ何も出来なかったな、オレ)
親切な駅員さんに道順を打ち出してもらう。多謝。

そして、ようやくグラーツに到着。既に夕方4時。あいやー。
こうなったらガンガン歩いてやる!って決心。

『州庁舎』の中庭を見学。
また綺麗なんだわ、これが。石積みアーチって芸術だね。絵に描いたような場所。
ちゃんとオフィスとして機能しているところがすごい。ここで働きたいな。

黒パンはすっぱい。

次いで『二重螺旋階段』を求めさまよう。
なかなか見つからない。地図に載ってる場所に行っても、ない。おかしいなぁ。
と、たまたま目にした入り口を覗くと…
ありました!二重螺旋階段。気付かねーよってところにありました。
なんとかこの素晴らしさを伝えようと写真を撮りまくるも、接写し過ぎで意味分からん写真になってしまった。
んもう、ホントにすごいって。

そしていよいよ高台にある時計台へ。
ちらっと見かけただけでアドレナリン大放出。心臓破りの坂だか階段だか知らんが、一気に登ってやる。
どんどん近づく時計台。
他の人は眼下の景色を眺めていたが、オレは常に時計台を見上げる。
絡まる視線。
「そんな熱っぽい目で見つめられたらワタシ、困っちゃう。」(妄想)
なんていうオーストリア女子を軽くいなしつつ、(妄想だからね)
時計台のもとへ。

マジ、最高。
ホントに長針と短針が逆。
時計台バックに腕時計と写真とったけど、ピンぼけで分かりづらい。んでもすごいよ。最高。
長針と短針が逆になった所以は意外と知られてない。

この時計台が作られたのは1561年。
当時この時計には『時間(hour)』を表す針しかなかった。あくまで時間単位が情報として知られれば良かったのんびりとした時代だったのである。
その後、普通の時計のように『分(minute)』を表わす必要が出てきたが、
元々ある『時間』を表わす針が長針であったため『分』を表わす針は短針となり、現在の不思議な時計が産まれた。

この素敵なエピソード…。
結局1時間以上、時計を眺めて写真とりまくって、スケッチして、やっと落ち着く。
ライトアップされた姿も見てみたいと思ったが、終電がなくなるので断念。また絶対来よう。
ちなみに、グラーツっ子の大半はこの時計台でファーストキスをしてるという話があるらしい。
オレもここでファーストキスをしよう。

燃え尽き症候群で帰路に。
喫煙席でタバコを吸ってる外人に注意をしたり
1等車輌に乗って速攻追い出されたり
閉まりかけの店でゴハン食べたり
して
即寝。

8/1

ウィーン滞在最終日。
本日はお土産ディ。

朝、キオスクで買ったテレカが使えず返品を求めたがドイツ語で返してきやがって分からんっちゅーねん。
くそっ。20ユーロぼられた。
ナッシュマルクトで売っていたフルーツは酸っぱくて食べれないしー。

その後アテもなく市内をブラブラ。
誰かさんのためにコーヒーカップ買ったり
タロウ(犬)のために靴型のガム買ったり
ワインコルク買ったり
モーツアルト(チョコリキュール)を大量に買ったり。
裏道っぽいところを見付けては歩いてみた。
やっぱ楽しいね。散歩は。

この日の建築ツアーはO.ワグナー設計の『郵便貯金局』訪れたくらい。
コンクリのポコポコが、いい。

最終日なので初の日本食を食べる。
店員さんも日本人だし、客も日本人。ウィーンでは日本食、特にお寿司が人気。でも変わり種が多かった。
『カリフォルニア巻き』みたいな。カリフォルニアぢゃないけど。

アナン邸も最後。
涙をこらえつつ荷物をまとめる。
KLMに不信感を募らせていたため、明日ちゃんと飛ぶのか心配に。
心配で寝れないかと思いきや、既に夢の中。

8/2

別れを惜しむかのような雨。豪雨。雷雨。こえーよ。
朝6時はすごく寒い。電車で空港に向かう。
途中、コントロールに捕まるオトコの現場を目撃。焦る。
というのも既にチケットの期限が切れてたから。
なんとか見付からず下車。

空港駅には8時着。飛んでいることを確認し、チェックインを早々に済ませ、アナンとお茶。
本当にお世話になりました。頑張りなさいよ応援してるから。
9時にアナンと別れゲートに。行きで一緒に苦境を乗り切った2人組に出会う。

ウィーン〜アムステルダム間はずっと寝てて記憶がない。
「アナタ英語シャベレル?」ってスッチーに聞かれたくらい。
「オーイエー」しか答えなかったけど。

アムス空港。えらい広い。ゲートがすごい遠い。
マッサージもしてくれるのね、ここで。やりたかったけど時間なし。
KL861便の出発ゲートは日本人だらけ。アナウンスも日本語。
「エンジンが不調で調整してま〜す」
って、おい!

KL861便搭乗。行きのJALに比べて格段にサービスが悪い。もう使わね。
毛布をくれ、毛布を。

8/3

成田着。12時間は辛かったぁ〜。やっと帰れる、と思った矢先。
この旅最後のオチは
「申し訳ございませんが、お客様の荷物は届いておりません。アムスに置きっぱなしです。」
もう笑っちゃいます。
だって日本円も全部スーツケースの中だし。
帰れないのですよ、成田から。電車賃がなくて。まーじーかーよー。
ファッキンKLM。

その時頂いたメール、一生忘れません。
「帰るまでが遠足です。油断しちゃ駄目ですよ。」
まさに。


お腹いっぱいです。ごち。

finish finish finish finish finish




最後まで読んでくれてありがと。

ここで問題。
『黒パンは□□□□□□。』
□に入る言葉と、
住所、氏名、年齢、
電話番号、メールアドレス、
好きなインド料理、
みのもんたの嫌いなところ、
グラーツでオレとキスしてくれる意思の有無
等を明記してメール送ってください。

先着でステキなプレゼント。ホントに。