2003年5月。鬱陶しい梅雨を目前に控え、ある集団が結成された。その名を『鈴木世代ズ』。
4月の東京進出以来、研ぎ澄まされた野球知識と類まれな野球センスで周囲を圧倒してきた鈴木(仮名)が、満を持して自らの球団を結成、その初グラウンド練習が行われたのである。
おニューのグローブ、おニューのスパイク、おニューのユニフォーム(練習用)。
卸したてのバットに1ダースのA球。そして恐ろしいほど上等なグラウンド。
充実の道具をよそに緊急召集されたメンバーは弱冠5名。しかし5人とは思えない密度の濃すぎるハードな練習となった。必死に白球を追いかけ続けた2時間。気持ちは前に、でも体がイマイチついてゆかないもどかしさに何時しか笑いを忘れ、皆の心は甲子園を目指していたあの日に帰っていた・・・
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